1ビットデジタルアンプで遊ぼう、の巻き。その1
2015-06-02



SHARPの1ビットデジタルオーディオフリークの皆様、お待たせ(?)しました。
いよいよ今回からジャンクの1bitミニコンポをベースにがらくた文書工房さんと共に本格1ビットオーディオアンプの製作方法を紹介していきたいと思います。

基本的には缶様と同じ仕様ですが、ウチはよりハイグレードな仕様で・・・といきたいところだったのですが〜・・・
なにぶん格差社会の下のほうに居る中卒貧困サラリーマンなもんで・・・。
オーディオ用の豪華な部品なんか、とてもとても買える身分ではございません。
でも、貧困でもオーディオを楽しみたいぞ、1bitオーディオで遊びたいぜっていう気持ちに変わりはありません。

そこで、なるべくカネかけずに、でもその代わり手間は惜しまないぞ!という方向でハイグレードな1bitアンプを作ってみる事にしました。



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今回餌食にする機体はSD-CX8です。
なんでこのモデルを選んだかといいますと、たまたま巡回したハードオフで入手したのが始まりで、その後も運命的に連続して入手できたからです。
かれこれもう4台くらい葬っているかなー?

CX8に使われているアンプモジュールはCX1やCX3、NX10やNX20等と比べ設計が新しく基板の実装も無駄が無くコンパクトに仕上がっています。
電源に一癖ありますが、ジャンカーには扱いやすいサイズとNX20をも凌駕する可能性を兼ね備えたモジュールで、なによりフラッグシップ的存在のNX系より遥かに安価で入手できる点は、私のような貧困層にはむっちゃ嬉しい限りなのであります。

CX8について調べてみると、販売価格が比較的手頃だったため、けっこうな台数が出回っているようです。
しかし、機械モノの宿命とでもいいましょうか、年式的にCDもMDも壊れてラジオしか聴けなくなって、その結果けっこうな台数がジャンクとしてヤフオクやハードオフに出回るわけですね。
製品としては粗大ゴミかもしれませんが、我々ジャンカーが部品として見ると超絶的なお買い得品となるわけで(^^;
安いと数百円、高くても2000円くらいかな、今でも目の前にあったら即ゲットするようにしています。




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今回のブツはCDもMDもOKで、なかなか美品で程度の良い機体でしたが、我慢できずにバラして使える部品を徹底的に剥ぎ取りました。
使えるものは極力リサイクルです!




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オリジナルの電源回路です。
まず-10Vの生成回路がちょいと面白いですね。
どういった狙いなのかは中卒の私には分かりませんが、非安定化電源の-16.8Vを基準に6Vを生成していますので、ひょっとしたらこのあたりにデジタルアンプを非安定化電源でも使用できるようにした秘密があるのかもしれません。
通常、帰還回路を持たないデジタルアンプのブリッジ回路は安定化電源が必須ですからね。

アンプモジュール直前に0.1オームの抵抗がシリーズに付いていますが、これは過電流検出用と思われます。
シャープのミニコンポは安全性を最優先して各部の電圧や電流を監視して、異常が出た場合は電源をシャットダウンするように設計されています。
見えない部分ですが、しっかりとお金をかけて作り込まれている証拠ですね。

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