燻製器用温度調節器の製作
2013-04-17


燻製ネタは続くよ。

ヒーター直結改造でパワーアップした自家製燻製器ですが、その後も大活躍しております。
同じ丸型の燻製器を持っていた会社の同僚からも同じ改造を頼まれまして、じわじわと電気燻製器の人気が高まっている(??)今日この頃であります。

あれから毎週末はいろんな物を燻製にして楽しんでおりますが、先日は同僚オススメのゆで卵を燻製にしてみました。

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何度かやっているうちに、火力(温度)が高すぎるのはなんとなく分かってきましたので、熱が直接当たらないように100円ショップで入手した穴あきボウルとザルに乗せています。
焦げる事はありませんが、皮?がとても硬くなってしまいました。
温度計は160℃以上になっていましたので、明らかに温度が高すぎるようです。
ま、硬くても美味しいので私的には全然オッケーなんですけどね。


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そんな無謀な燻製を繰り返しているうちに、フタの裏側の塗装が剥がれ落ちてしまいました。
まぁ、アマゾンなどでこの製品のレビューを見ると、ピンクの塗装が落ちたとか溶けたとか書いてありましたので、いずれはそうなるだろうと思ってはいましたが・・・。

塗装が剥がれてしまいますと、必ずサビが発生します。
いや、速攻で発生しました。
錆びが混ざった蒸気などが食い物の上にポタポタ落ちる・・・
そんなイメージをリアルに想像してしまうと、どうしたものかと・・・・・

温度が高すぎるのは間違いありませんので、温度調節器を作る必要が出てきました。
しかし、いざ作るといっても、どうしようかなと。
いつものように電子部品を集めて基板から・・・そうですねぇ、温度センサとコンパレーターICを組み合わせれば比較的簡単な回路で温度制御が出来るようになります。
しかし、この方法では大雑把な制御しかできませんので、オーバーシュート(温度が上昇し過ぎる)などが発生してしまいます。
そして何より、性能に見合わず費用もそれなりにかかってしまいます。

今回の用途に見合った性能の温度調節器を作るとなると、マイコン制御は不可欠です。
マイコンボードとパソコンを使った高度なプログラミング技術が必要になりますので、中卒の私にはまず不可能ですし、出来たとしても部品代だけでもかなりの金額になってしまいます。

そこで、産業用の温度調節器を使ってみる事にしました。
バイメタル方式や単純なコンパレーター方式では到底実現できないような緻密な温度制御が可能になります。
温度もデジタル表示で設定できますし、PID制御で安定性も抜群です。
何よりユニット化されていますのでドライバー1本で配線するだけという手軽さ。
産業用ですので、性能と扱いやすさと高い耐久性が当たり前のように備わっています。

と、まぁ、性能的には申し分ない産業用ですが、問題は価格。
だいたい2万円以上します。
ですが、ヤフオクを見てみると・・・新品が3000円くらいで出ています。
多分、追加機能(イベント出力や通信機能など)の選定ミスでの出品でしょう。
今回の用途なら追加機能は不要ですし、この価格なら自作よりも遥かに高性能で、しかも安く済みます。

という事で、ポチッっとな。

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今回は山武(azbil)のSDC15シリーズをチョイスしました。
山武を選んだのは、たまたま出ていたからで、とくに拘りはありません。

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