1ビットデジタルアンプで遊ぼう、の巻き。その2
2015-10-10



さてさて、シャープの1ビットデジタルアンプ遊びの続きを少し進めましたので軽く紹介です。

シャープといいますと一般的には液晶やソーラーパネルといったイメージが強いですが、私くらいのオッサンになると 「 SHARP = X68000 」 なんですよ。
若い世代の人は知らないかもしれませんが、当時としてはぶっちぎりのハイスペックなゲームマシン(ちと違うかな?)でした。
まぁ、価格もぶっちぎりでしたけどね(^^;

そのX68000ですが、バッ活の記事の影響でクロックアップ改造が大流行したものです。
ええ、もちろん私もやりましたよ。
SION2とかOVERTAKEを滑らかに動かして死ぬほど遊んだもんです。

そんなわけで(どんなわけだ?)シャープといえばX68000なんですよ。
X68000といえばクロックアップというくらい、それはもうワールドスタンダードでした(嘘です)。

というわけで今回はシャープの1ビットデジタルアンプのクロックアップ改造です!

前回の記事の中でCX8のアンプモジュールについて「NX20をも凌駕する可能性を兼ね備えたモジュール」と書きましたが、その理由を少し紹介したいと思います。

CX8は初期の1ビットアンプと同じ2.8MHz仕様なのですが、発売は5.6MHzモデルと同時期で、使われているチップも5.6MHzモデルと同じIX0498AWが使われています。
5.6MHzで使える仕様なのに、あえて2.8MHzで使っているんですよね。

なんで??

コスト的には2.8MHzも5.6MHzも全く同じなのですが、販売する都合上、多少の差別化が必要なわけでして、フラッグシップモデルのNX20を持ち上げるためにもCX8は2.8MHzで販売する必要があった・・・かどうかはわかりませんが、多分そんな感じの理由だったのではと勝手に推測しています。

じゃぁ、CX8も5.6MHzにしちゃえば美味しいんじゃね?って事でやってみる事にしました。



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むかーし昔、X68000で遊んでいた時の懐かしいパーツケースを引っ張り出してきました。
当時はオシレーターマニアになってましたね〜(^^;

買ったけど使わず終いだった68000と68881、変態なので見ているだけでも満足です。



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さてさて、まずは手始めにクリスタルを適当な物に変えて2.8MHzから4.2MHzへ。
全然問題ない事を確認して、少し本気モードへ。



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どうせならX68000改のように動作中のクロック切り替えができるようにと簡単な回路を作ってアンプモジュールに組み込みました。




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回路図はこんな感じ。
48MHzのオシレーターを使っているのは、たまたま手元にあったからです。
このオシレーターをX68000に付けると12MHzになるのですが、これだとちょっと物足りなくて外してそのまま保管しておいたものです。
20年以上の月日を経て、またもシャープのクロックアップに駆り出される事になろうとはねぇ。

今回の改造で6.0MHz動作が可能になります。
純正の5.6MHzから6.0MHzへ。
ベータマックスの「6.0MHz SHB」みたいでカッコイイでしょ(^^;
2.8MHzのCX8純正から見れば倍速以上の大幅なクロックアップです。
そういやさすがのX68000でも倍速は無理だったよなぁ。
15MHzで常用してたっけ。懐かしいです。

さてさて、クロックアップの効果のほどはといいますと・・・
まだちゃんと試聴していないので、インプレはまたの機会にという事で。

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